キッチン

キッチンを上手に使いこなすためのワザ

 減らすワザ

「もの別」と「場所別」の減らし方は2通り

台所を使いこなす前にやっておかなければならないのが「ものを減らす」こと。毎日使う場所だからこそ、すっきりとさせて使いやすい状態にしておきたいものです。

減らす方法は「もの別」と「場所別」の2通り。自分にとってやりやすいと思う方法を選びます。処分することをもったいないと思うより、ものにスペースをとられることをもったいないと考えるほうがベターです。

「もの別」に減らすには、台所にあるものを5つに分類してから、下の表の順番で取捨選択を。

「場所別」なら、手をつけやすいところから始めましょう。

★分類の仕方★

(食品) 乾物、缶詰、レトルト、調味料など。

(調理器具) 鍋、フライパン、ざる、ボウル、包丁、菜箸など。

(密閉容器) タッパー、ビンなど

(雑貨・小物) ゴミ袋、ラップ、コースター、お菓子の型など

(食器) 皿、茶わん、箸、鉢、スプーン、フォークなど

 

「場所別」減らす基準

(収納やワゴン)たまったレジ袋、賞味期限切れの保存食品など、どうしても必要なもの以外は処分。

(吊り戸棚)上の段から順に必ず使うものだけに絞って、あとのものは処分。増えてしまった水筒や弁当箱など、複数あっても使わないものは思い切って捨てる。

(流し台下の収納)ココは不用品が多くしまわれている場所。奥のほうまで取り出して、思い切って処分。使いにくい鍋、切れ味の悪い包丁、樹脂のはがれたフライパンなど。

(キッチンのワークトップ)流し台、加熱機器・調理台のまわりに置いてあるもののなかから、不用品を見つけて処分。洗い桶や三角コーナーなどは使っていなければ捨てる。

(冷蔵庫の上)ずっと置いたままになっているもの、なくても困らないものは処分。箱ごと残しておいた引き出物や、使わないお盆など。

(食器棚)棚や引き出しの中で、使っていない捨てられずに残っていたものを処分。欠けてしまった食器や、いつか使おうと思ってとっておいた お重や来客用食器など。

 配置するワザ

使いたいときにさっと取り出せて、あとかたづけも楽に出来る台所は収納次第。

効率よく台所仕事をするポイントは、実は収納の仕方だったのです。

1.「料理の手順と道具の配置」流し台まわりには、水を使う作業に使うもの。加熱機器まわりには、加熱、味付けをするもの。調理台には、切ったり、こねたり、味付けをするもの。配膳台には、盛り付けに使うもの、とそれぞれの作業内容に合ったものを配置します。頻繁に使うものは、棚にしまわず手の届きやすい場所に配置することも大切です。

2.「人体と使いやすい収納の配置」台所は使う人の身長で、物をしまう位置が決まります。

無理なく使いやすい高さは、頭の位置から手を下ろした状態での指先まで。この間に、頻繁に使うものをしまいます。

作業動線は調理台を中心に考えた方が良い。

台所の中で頻繁に使う調理台を中心に、流し台、加熱機器、食器棚、調理家電、冷蔵庫とどううまく連携させるかがカギ。調理台から各場所へ最大3歩で移動出来るのが、効率のいい動線です。

 

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